「コーヒーダイエットになにか、害や落とし穴はない?」
どんなに良いダイエット方法も、飲みすぎや無茶しすぎると危険な副作用があります。
でも、事前にそれらの失敗例を理解しておけば大丈夫。適量を守っているかぎりリスクはないですよ。
そこで、ダイエット検定1級を持っている私が、コーヒーを使ったダイエット中にありうる事例をまとめました。
コーヒーの良くない問題点を隅々まで調べた結果、間違いは分かりやすいところにあったんです。
コーヒーダイエット中に起こりうる影響
コーヒーダイエットをしていると、いつもと違ってこういうことが起きると知っておくと安心ですよね。
もし下記2つがあなたの体に起こっても、正しいコーヒーダイエットのやり方ができているので、大丈夫。
- 夜にコーヒーを飲むと眠りにくくなる
- 頻尿になる
コーヒーダイエット中の注意 | |
デメリット | 対策 |
眠りにくくなる | 寝る4時間前までに飲み切る |
頻尿になる | トイレのある場所を確保しておく |
※過剰摂取(1日5杯以上目安)しないかぎり、医薬品レベルの危険な副作用はない
夜にコーヒーを飲むと眠りにくくなる
寝る前にコーヒーを飲むと眠りにくくなるのは、コーヒーに含まれているカフェインの影響。
カフェインは交感神経の働きを良くするので、体が活発に働きます。寝るときは体がゆったりしているので、まったく逆なんですよね。
なので、コーヒーを寝る前に飲むと、眠りにつきにくくなるんです。
でも、寝る4時間前までにコーヒーを摂取しておけば、就寝前も眠れるんですよ。不安な人は寝る8時間前からコーヒーを飲まないでいると、カフェインはすべて体から抜けているので、1番眠りやすくなります。
カフェインは摂取30~40分後に覚醒作用を現わす。効果は4~5時間持続する。薬理効果の発現程度は個体差が大きい。少量の摂取で眠れなくなる人も多い。
参照:学術誌『medicina』44巻7号(2007年7月)
頻尿になる
コーヒーに含まれているカフェインには利尿作用もあるので、おしっこが出やすくなります。
なので、4時間以上外にでる前にコーヒーを飲むのはやめたほうがいいんですよね。
途中でトイレ休憩をはさめる場所を確保しておけば大丈夫。
利尿作用ってめんどくさく思われがちなんですが、実は、すごくダイエットの味方なんです。なぜなら、毒素を出しやすくなって、むくみ対策になるから。
カフェインの利尿効果は、腎臓におけるアデノシンA1受容体の遮断を介する尿細管再吸収の抑制による。
参照:『日常生活の中におけるカフェイン摂取』東京福祉大学・大学院紀要 第6巻 第2号
コーヒーダイエットの副作用はトイレの確保と夕方までに飲み終えれば怖くない!
これらを知っておけば、無駄にコーヒーダイエットの罠にはまらずに済みますよ。
コーヒーダイエットの副作用
- カフェインによる交感神経を活発にする作用によって、眠りにくくなる
- カフェインの利尿作用によって、頻尿になる
副作用に対する対策
- カフェインの持続時間は4~5時間なので、就寝の4時間前までには飲み終わる
- トイレの場所を確保しておく
注:妊娠中、もしくは授乳中の方は以下の記事もご覧ください。妊婦や産後ママは特に、カフェインの摂取量に注意する必要があります。